~はじめに~
赤ちゃんの動き(胎動)は、まだお腹の外から触れて感じることは難しいかもしれませんが、ママは赤ちゃんの胎動を感じることができるようになる時期です。
今回は、妊娠20週の今だからこそ意識しておきたいことをまとめました。
ママと一緒に少しずつ、赤ちゃんを迎える準備をしていきましょう。
1. 安定期に増えるママの体の負担と家事サポート
妊娠5ヶ月を過ぎると、お腹が大きくなって動きにくくなったり、腰痛や息切れ、疲れやすさを感じたりすることが増えます。この時期のイメージしやすいシチュエーションとしては、
「マラソンを走りきった直後」
「会社からものすごく高価で価値がつけられない5㎏の割れ物を壊さずに運んでと言われ、人混みを歩いている時」
「病み上がりでコンディションが改善しきっていないが、頑張ればどうにか動ける時」
等が挙げられます。
そして、その状況が落ち着いたら自分の時間は自分のペースでいられなくなるという確定した未来もあります。
上記で挙げたイメージの状況で生活しているので、「できるだけ無理はしたくない」「でも、今どうしてもしたいことはどうにかしておきたい」という一見矛盾した状況が生まれます。
この時期は、家事についてはできるだけ無理したくない(病み上がりでどうにか仕事は行ったけど、家ではゆっくりしたい)という状況なため、今までと同じクオリティーの家事は難しいかもしれません。
家事全般はパパが行うくらいの気持ちでいたほうが良いかもしれません。
「前はできていたのに」「そんなに何もできないの?」と思うこともあると思いますが、今は赤ちゃんにとっても大事な時期なので、パパから「(家事は)僕がするからゆっくりしていてね」と言葉をかけてあげるとママも救われた気持ちになるかもしれません。
2. 旅行への不安と楽しみをすり合わせるコミュニケーション
体調は万全ではなくともつわりなどの症状が落ち着いてきて、旅行やお出かけの話が出てくるご家庭もあるかもしれません。
ママは旅行に行くことを楽しみにしているけど、今までつわり等のママが辛そうにしている姿を見ていたことで、旅行やお出かけへ行っても大丈夫なのか心配、というパパもいるのではないでしょうか。
でも、そういったパパの不安をそのまま伝えるとママの機嫌が悪くなって意見を言いづらいと感じた経験はありませんか?
この時期は、学生から社会人になる瞬間をイメージしてもらえると分かりやすいかもしれません。
ママの気持ちとしては、産後は自分のペースで過ごせなくなる(イメージ:就職前に体調を崩してしまったけど、就職したら自分のペースで過ごせなくなる)ので、体調がましになっている今のうちに好きなことをしたい、旅行に出かけたいと感じているかもしれません。
(先輩ママが「産後のほうが大変だから、今のうちに好きなことをしておいたほうがいいよ」とアドバイスを贈っている場合もよくあります)
そのため、ママは「万全ではないけど、今のうちに」と旅行やお出かけの予定を立てていることがあります。
この時に、パパの心配だけを伝えるとママとのコミュニケーションがズレやすくなる可能性があります。できるだけ円満に話を進めるためには、「パパも旅行やおでかけを楽しみにしている」という気持ちを先に伝えた上で心配事を話すと険悪な雰囲気が減るかもしれません。
パパとしては、ママと赤ちゃんを心配し「生まれてからでもいいんじゃない?」と言いたくなるかもしれませんが、「産後はもっと大変になる」と思っているママの気持ちとは大きくズレた返答になり、ママの機嫌が悪くなるかもしれません。
これは、就職前に「今無理に行かなくても就職してから行けばいいんじゃない?」と言われて「就職したら今みたいに自由に行動できなくなるのに」と感じる気持ちと似ているかもしれません。
(100歩譲って「今はママと赤ちゃんのことが心配だから旅行行ってもいいか産婦人科の先生に相談してみない?もし、今はやめておいたほうがいいって言われたら、子どもが生まれてママの体調が落ち着いた時に僕からママに旅行をプレゼントするよ。もちろん僕が赤ちゃんの面倒を見れるように全力で頑張るから安心して」という感じで話をすると、納得してくれるかもしれません。)
円満な話し合いのポイントとしては、ママが楽しみにしている場合は「行くことを前提に話を進める」ことです。
例えば、
「旅行楽しみだね。万が一に備えて、旅行先にある病院を調べておいたよ。共有しておくね。」
「母子手帳の他に準備しておいたほうが良いものはある?」
のように聞くと2人で楽しみながら旅行準備を進められると思います。
色々具体的に話している間にママの気持ちが変わることもあるので、まずは楽しく会話を進めてみてください。楽しい時間を過ごしたい気持ちは2人の共通だと思います。
ちなみに、妊娠中の旅行や飛行機移動は必ず主治医に相談をしてください。
航空会社の規定もあるので、航空会社への事前確認もお忘れなく。
移動中に体調を崩すリスクもあるので、その時の作戦会議は2人で行っておいてくださいね。例えば「今回の旅行は特別だし、楽しく過ごしたいけど、ちょっとでも体調に違和感があったら遠慮せずに言ってね。それだけは、約束してね」というような言い方にすると良いかもしれません。
3. 赤ちゃんを迎える準備をパパから提案してみよう
この時期になると、つわりが落ち着き、そろそろ出産や育児の準備を少しずつ始めるご家庭が増えてきます。
ベビーベッド、抱っこひも、チャイルドシート…。必要なものはたくさんあります。
ぜひ一緒に楽しみながらベビーグッズを選べるといいですよね!
パパからベビーグッズの話題を出すときは「タイミング」と「ママがベビーグッズを選ぶ基準」の2点が円満に話を進められるかどうかのカギとなります。
4. ベビーグッズ選びでママの気持ちを尊重するコツ
ママのタイミング重視のベビーグッズの話題の切り出し
パパから頑張ってベビーグッズについて話題を出したのに、「その話今したくない」「なんで?」と聞かれ、こころが折れそうになるパパもいるかもしれません。
ベビーグッズについての話題の切り出しはママがベビーグッズを見ているタイミングや、ママからベビーグッズについての相談があったタイミングが無難です。
一緒にいるときにママがベビーグッズをスマホやパソコンで見ている時は、積極的に声をかけてみましょう。
例えば、
「ベビーグッズ見てる?何かいいのあった?」
「ベビーグッズ、ママの気持ちを尊重したいんだけど、いいのあったらボクも見てみるから教えてほしい」
「何見てるの?」
という感じで、ママが調べていることに興味を持ってくれると会話がスムーズにできるかもしれません。
また、ママから「ベビーカーは〇〇のブランドがいいんだけど」などと前振りがあった場合は、できるだけ早く調べてパパから声をかけてみましょう。話し始める時は、まず良い点を伝えましょう。
例えば
「この間、〇〇のベビーカーがいいって言ってて調べてみたんだけど、確かにかわいいね(「軽くて良さそうだね」、「機能性がいいね」など)。これにしようか(「実際に見に行こうか」「他にも調べてみたんだけど、こっちもいいかなと思うんだけどママはどう?」など)」と伝えてみると良いかもしれません。
パパの調べたベビーグッズが否定ばかりされたら
そうは言っても、パパなりに調べてベビーグッズを提案しても、採用されなかったり、否定されたりして、「提案しても意味がない」「ママの言う通りにしておいたほうが面倒くさくない」と感じることもあるかもしれません。
そんな時は、会話の中から「ママは何のポイントでベビーグッズを選んでいるか」を探ってみると良いと思います。きっと何か共通点があるかもしれません。例えば、「かわいいものがいい」「便利なものがいい」など、パパにとっては選ぶ基準にならないことがママにとっては今後の子育てのモチベーションにつながる可能性があります。
そのポイントが分かったら「これはかわいいね」「こんなところにもこういう工夫があるのは便利でいいね」などとママの気持ちを理解することで、より穏やかに会話をできる時間が増えると思います。
また、ベビーグッズについて聞かれても、何を基準に選べばいいか分からないし、ママの情報量に追いつけないので、意見を聞かれるのは辛いと感じることもあるかもしれません。そんな時は、「ベビーグッズ選びを一緒に楽しみたいけど、ママに比べて全然調べられていないから、一緒に見に行かない?」「お店に一緒に選びに行こう」と、パパのほうから声をかけてくれるだけで、ママも嬉しく感じるかもしれません。
ちなみに、一緒にベビーグッズを見に行く際には、「色々あるから迷うね」「どれがママにとって使いやすいかな」などは共感が高いコメントになりますが、
「こんなに高いの?」
「これ必要?」
「他のメーカーでも良くない?」
「他にも見てみよう」
と言うとネガティブに感じる可能性があるので、ママから「高いかな?」などと質問されるまでは発言を控えたほうが無難かもしれません。
ママもお金がかかっていることを自覚していることが多いので、金額についてパパから言われると責められたように感じるママもいます。
パパはママに比べて、医師や助産師などの専門家に相談する機会が少ないと言われています。分からないことは、ママと一緒に調べたり、両親学級に参加してみたりして、少しずつパパとしての交流の場を増やしてみても良いかもしれません。


