~はじめに~
妊娠24週。
赤ちゃんは順調に育ち、ママのお腹もさらに大きくなってきました。
胎動がどんどん力強くなる時期です。
この時期は、「出産」や「産後の生活」について話し合っておくことが大切です。
二人にとって初めての経験は、「きっとママが考えているだろう」「パパは分かっているだろう」という思い込みによるズレが生じやすくなると言われています。きちんと話し合い、お互いの考えや情報を共有しておくことが大切です。
ただし、ママによっては、この時期に未来の話をすることが苦痛に感じる場合もあります。お二人のペースを尊重しながら話し合いましょう。
今回は、この時期に話し合っておくと良い3つのトピックと、話し合う上で意識しておいてほしいことを紹介します。
1. 「もしも」のときに備える情報共有
妊娠24週は、早産のリスクがゼロではない時期でもあります。
この時期は、突然の体調不良や出血など、緊急事態が起こる可能性があります。
必要な情報は事前にしっかり言葉にしたり、共有ツールを使ってまとめたりして、共有しておくことが大切です。
共有しておく内容をまとめてみました。
・病院の電話番号や場所
・緊急時に連絡すべき人の連絡先
・母子手帳や保険証の保管場所
・通院用の交通手段(車・タクシー・送迎など)
「何かあったときに、すぐに動けるか?」をふたりで確認し、“いざというときの安心”を準備しておきましょう。
上記の内容を確認する理由は、何かあった時にパパも必要な場所に連絡がとれる、必要なものをすぐに取り出せることが目的です。
パパは情報共有を目的とし、最悪の事態を想定して話しているわけではないかもしれません。一方で、ママにとっては、早産のリスクや突然の体調不良について想像し、パパからその話題をされることを嫌がる可能性があります。最悪の事態を言葉にされることで、不安が高まるのかもしれません。そのため、話し合い方は非常に重要です。
また、ママから情報提供(「ここに母子手帳入れてるからね」「〇〇病院に検診行く」など)を覚えているかどうかがポイントになってくると思います。
もし、上記の4つの答えが思い浮かばないパパは、ママが話したことを忘れている可能性を含んだ聞き方をすると、会話が比較的スムーズになると思います。
例えば「ごめん。前にママが言ってくれたと思うんだけど~」「何回も言わせて申し訳ないんだけど~」のような切り出し方が役に立つでしょう。
2. 出産・産後の生活を話し合う
赤ちゃんが生まれてからの生活は、ふたりにとって大きな変化です。
今のうちに以下のようなことを少しずつ話し合っておくと、出産後のすれ違いを防ぐことができます。
・里帰り出産をするかどうか
・パパは立ち会い出産を希望するか
・産後の家事・育児分担はどうするか
・両親や義両親との関わり方について
このテーマの話し合いのポイント、「どうするかはママが決める」「その内容でパパは何ができるかを考える」です。
妊娠と出産は予想できないことの連続です。例えば、出産日が早まる、なかなか生まれない、普通分娩の予定だったのに帝王切開になったなど、ママはずっと緊張状態である可能性もあります。その中でどうすれば乗り越えやすいかは、ママが決めたほうが良いでしょう。
この話し合いは、パパにとって色々と気を配らなければいけないかもしれません。
なぜなら、決定権はママだけど、ママの決定したことについてパパはどう動くとママにとって良いかという視点で考えなければいけないからです。
ママが里帰りを希望しているのであれば、生まれた後にママが困らないように、いつまでに何を準備しておけば良いかを考える必要があるでしょうし、ママが立ち会い出産を希望しているのであれば、陣痛の時どのようにサポートすれば痛みが和らぐかを考えないといけません。
話し合いでもめるときは、ママが里帰りを希望した時に「分かった」と何もしない場合や、ママが立ち会いを希望したときに「立ち会いか~」「血が苦手なんだよね~」などとコメントしてしまう時に起こります。つまり、自主的にパパができる行動を考えていないことがママの逆鱗に触れるのです。
そのため、ママが里帰りを希望するときは「そしたら実家に事前に色々運んだほうがいいよね。ボクが運ぶよ」という形で、パパができることを言うとママも安心してパパに頼れるでしょう。
ちなみに、ママよりも両親の意見を優先することは絶対に控えてください。例えば「両親も楽しみにしているから、ちょっとぐらいいいじゃん」「両親の気持ちも考えて」などの発言は御法度です。パパは、ママの希望を聞き、ご両親には「大事な時期だから2人で決めたんだけど」とママのせいにしない言い方で説明を行ってください。
義両親と良好な関係を築いているママも、病院のお見舞いやベビーグッズなど、子どもに関わることは言いづらいので、そのことを理解してママの味方でいてあげてくださいね。
3. 保険・育休・出産関連の手続きを確認する
出産や育児にはさまざまな制度があります。
育児休業、出産手当金、出産育児一時金、健康保険の手続きなど、パパのサポートも必要な場面が増えてきます。
住んでいる場所や病院によって制度が異なるので、ネットに書いてある情報とママからの情報を合わせ、二人にとって良いサポートを考えてみましょう。
例えば「〇市 子ども生まれてからの手続き」「〇市(住んでいる市) 出産手当申請方法」「〇市 出産 支援金」「〇市 産後ケア」「〇市 産後ケア 事前登録の有無」のように検索すると情報が得られやすくなります。
「後で調べればいいや」と思っていると、産後のバタバタの中で手続きが漏れてしまうことも。また、産後ケアは事前登録が必要な場合があるので、実際に使う使わないは関係なく登録しておくことをおすすめします。
・勤務先で育休が取れるかどうか
・必要な書類や手続きの流れ
・出産にかかる費用や補助制度
今のうちに調べて、夫婦で情報を共有しておくことで、余裕を持って準備ができます。
育休申請の期限があるので、パパとしては「できるだけ早く決めないと」と感じるでしょう。その気持ちは非常に当然の気持ちなのですが、パパが自分をことだけを考えているようにママが感じてしまうと揉めやすいので、どのように話し合うかが大切です。
また、「ママは生まれるまで不安で仕方ない」という視点を忘れずに、生まれる前提の聞き方はしないように心がけましょう
例えば、育休申請日を決める時は「会社の手続きで1ヶ月前までに申請しないといけないから、とりあえず〇日からで出しておくね~日程が変わることは理解しているから、その時はまた考えよう」
「出産制度についてこういうのがあるみたいだから、申請しておくね。2人で頑張るのは前提だけど、万が一で使えると心強いと思うからさ~。」
のように、ある程度パパの中で見通しを決め、報告をして手続きを進めておくのも良いと思います。
また、「変更してほしかったり、手続きしないでほしかったりしたら〇日に手続きをしようと思うからそれまでに教えて」と伝えておくと、ママにも考える時間があって良いかもしれません。
ただし、ママが考える必要がないと思っているポイントをぐいぐい聞いていくことで、2人の雰囲気が悪くなることもあるので、「その話はしたくない」「またその話?」など、拒否的な反応を示した時は、最低限の報告をしておくにとどめておいても良いでしょう。
言葉で伝えるママだけでなく、嫌でも笑っているママがいると思いますので、ママの返事が積極的かどうか、機嫌が悪くなっていないかを確認しながら話し合うことがポイントかもしれません。
4. おわりに:話し合いを始めるために
このメッセージが役に立つように話し合うポイントを以下にまとめました。
もし、分からない箇所があるときはパパから「パパコラム読んだよ。ここの部分について、理解できていなかったから教えてほしいな。」「まだ具体的に話せていなかったから話し合っておこう」と声をかけてみてください。
まずは、ママの希望を聞いてみましょう。
〇事前に話し合っておきたいことリスト
・病院の電話番号や場所
(病院名: )
(住所: )
(電話番号: )
・緊急時に連絡すべき人の連絡先
(ママが連絡してほしい人 )
(連絡は後日にしようと思っている人 )
・母子手帳や保険証の保管場所
(母子手帳: )
(保険証: )
・通院用の交通手段(車・タクシー・送迎など)
(交通手段: )
・里帰り出産をするかどうか
(里帰りの希望: 有 ・ 無 /いつから )
・パパは立ち会い出産を希望するか
(ママの希望: )
・立ち会い出産の場合パパにしてほしいこと/しないでほしこと
( )
・産後の家事・育児分担はどうするか
(ママの希望: )
・両親や義両親との関わり方について
連絡のタイミング
(ママの親: 陣痛時 ・ 出産直前 ・ 出産後 ・ 退院後 )
(パパの親: 陣痛時 ・ 出産直前 ・ 出産後 ・ 退院後 )
・勤務先で育休が取れるかどうか
(ママの産休・育休期間: 月 日 ~ 月 日)
(パパの育休申請期限: 月 日までに申請)
(パパの育休取得期間: 月 日 ~ 月 日)
・必要な書類や手続きの流れ
(パパに申請しておいてほしいもの: )
・出産にかかる費用や補助制度
(出産費用予定: )
(ママが受けようと思っている補助制度: )
*必要な書類や申請はパパにいくつか調べておいてもらいたい場合は「パパ担当」と記入しておくと良いかもしれません。


