【妊娠28-29週】「何か手伝おうか?」では足りない?パパの新常識

~はじめに~

妊娠28週。

いよいよ妊娠後期に入り、赤ちゃんも日に日に大きく育っています。

ママのお腹もぐっと前にせり出してきて、いわゆる「妊婦さんらしい体型」に。

それと同時に、ママの身体的負担は想像以上に大きくなっています。

見た目の変化だけでなく、日常の何気ない動作がどんどん大変になってきているのです。

この時期は、赤ちゃんの成長がうれしい一方で、「自分に何ができるのだろう」「声をかけても、かえって負担にさせないだろうか」と迷うパパもいるかもしれません。

1. この時期のママの体とこころの状態

妊娠後期に差しかかるこの時期、ママの身体は急激に変化しています。

お腹が大きくなることで、息苦しさ・睡眠不足・腰や背中の痛みなど、慢性的な体調不良を抱える人も多くなります。

お腹が大きくなるということは内臓が圧迫されるため、普段行っている足を洗うこと、落ちている物を拾うことなどの体を曲げることやしゃがむ動作が難しくなります。また、話すだけでも呼吸が上がってくる人もいます。

ママのしんどさを軽減するために、パパなりに色々アドバイスしたくなることもあるかもしれませんが、ママにとっては「自分が上手く対処できていない」「今ですら辛いのに、追加で何かしないといけない」「私ばかり」と感じることもあります。

今は「そう思って当然だよ」「辛い中本当に頑張ってくれてありがとう」と気持ちに寄り添うことが1番の支えになります。

もし、何かアドバイスしたくなった場合は、ママがどうするかではなく、“パパがどうすることでママの不安や負担を軽減できるか”という視点から提案してみてください。

例えば、ママが「しゃがむのが辛い」と言ったら「そしたらボクがお風呂掃除とトイレ掃除をするからね。ゴミ出しもボクがするよ。他にもしゃがまないとできないことがあったら僕に言ってね!」「背中を押してもらえると楽になるみたいだから、ぼくがマッサージするよ」のようなパパができることを提案することがおすすめです。

また、ママが「仕事がしたいのにいつも通りできない」「仕事を休みたくないけど、しんどい」と言った場合は、「今まで頑張ってきたんだからそう思うのは当然のことだよ」「そういう気持ちを抱えながらも育ててくれているという気持ちを僕は忘れないでいるね」と伝えると、ママの気持ちが少し和らぐかもしれません。

ママの発言やしんどそうな様子を見て「仕事休んだらいいんじゃない?」と言いたくなることもあるかもしれませんが、その発言は“分かっているけどできないことを責められている気持ち”になるので、言わないほうが良いでしょう。

(ただし、ママから「仕事休んでもいいかな?」と聞かれた時は「ママと赤ちゃんが1番大事だから、休んでいいと思うよ」と背中を押してあげてください。)

2. ママが「今」困っていることに焦点を当てて一緒に解決する

先のことを考えて色々情報収集したり、提案したりしているのに、冷たく対応されたという経験はありませんか?

ネットには、出産準備やママの体調など、「自分なりに調べましょう」と書かれており、パパなりに色々調べてママに話したのに、何故か険悪になるという経験をしているパパがいます。

これは2つの視点を持っているかどうかが、非常に大切なポイントになります。

1つはママにとって「今困っている問題なのか」

そしてもう1つはママが「今話し合う必要があると感じているか」です。

ママの中には、「今」の困り事を解決してくれていないのに、将来の話をされても、現状の悩みごとが解決されるまで考える気になれないと思う人もいます。

そのため、「今困っていることはない?」と聞いてあげるほうがママとの会話も発展しやすいでしょう。

例えば、この時期は、寝苦しさや腰痛などの問題がでてくる人が多いです。

体のことは何もできないと思わずに、自分に何ができるかを提案してみてください。「抱き枕を買ってみるのはどうかな?いいのないか探してみるよ」「体がこると思うから、ボクにもできるマッサージを調べてみるね」のような提案があるとママも支えられていると感じるでしょう。

もし、すぐに自分にできることが浮かばない場合は「妊娠 〇〇(ママが困っている内容) 対応方法」と検索してみると先輩ママからの情報が手に入るかもしれません。

この時期は、ママの体の負担が大きく言葉にするのもしんどいと感じる場合があるかもしれません。

パパから「今困っていない?」と聞いてもママの機嫌が悪くなる日もあるでしょう。そんな時は、答えることがしんどいくらい体に負担がかかっているんだなと思っていてあげると良いかもしれません。

今日は体調が悪くて、思うように答えられなくても、パパが気にかけてくれたことは嬉しく思っていると思います。

3. 「今まで通り」が通用しない時期。妊娠中のママの状態について知ろう!

お腹がせり出すことで、ママは日々の動作に支障を感じ始めます。

・靴下が自分で履けない

・足を洗うのにバランスが取れない

・奥の物を取ろうとするとお腹が突っかかって苦しい

・しゃがむ動作が腰や膝に響く

などなど、「当たり前にできていたこと」が一つひとつ、難しくなっていきます。

ママ自身も、「自分でできないことが増えていくこと」に戸惑い、ストレスを感じているかもしれません。

そんな時、パパがサポートしてくれるととても心強いです。

4. 家の中の“取りにくい場所”を見直してみよう

よく使う物が、棚の上や下にあると、ママにとっては大きな負担です。

・キッチンの高い棚にある調味料

・玄関の下にしまった靴やスリッパ

・洗面所の下段にあるストック類 など

ママが“しゃがまない・背伸びしない”で届く位置に置き替えるだけで、驚くほど快適になります。

「それ、上から取ろうか?」「ここに置き直そうか?」というひと言が、ママのこころと体を軽くします。

5. ちょっとした手助けが、大きな安心になる。

・靴下をはかせてあげる

・お風呂上がりに足を拭いてあげる

・物を取る・運ぶなどの“ちょっとした家事”を率先して行う

そうした日々の小さなサポートが、「ちゃんと見てくれている」と感じる安心感につながります。

ママは「頼っていいのかな」と遠慮して言い出せないこともあります。

だからこそ、パパから気づいて行動することが、とても大きな支えになります。

お腹がどんどん大きくなるこの時期、ママはますます不自由を感じるようになります。

でも、そんな毎日を安心して過ごせるかどうかは、パパの気づかいや声かけ次第で大きく変わります。

「気づいてくれた」

「やってくれてうれしかった」

「何も言わなくても分かってくれた」

そうした思いの積み重ねが、これからの家族の土台になります。

そうは言っても、気づくことには限界があると思います。言われる前に気づいてサポートすることが難しくても、日常的に「困っていない?困ったらいつでも言ってね!」と伝えたり、「ママの大変さに気づきたいけど、どうしても気づけないことがあるんだ。でも、ママが困った時には、何でもするからね!」とパパから言ったりしてもらえたら、ママはとても安心できると思います。

6. 後期になってつわりがぶり返すことがある

「後期になったのにママがつわりがもどってきたと言っている」

「いつまでこの状況が続くのか」

「妊娠っていつまで辛い状況が続くの?」

と感じることはありませんか?

妊娠後期になると、赤ちゃんが育つことで、ママの胃が圧迫され、ホルモンバランスの影響も受けるため、妊娠初期のようなつわりが後期にまた起こることがあります。

ママは、妊娠初期のつわりと同じで、「いつまで続くのか」、「来週はもっとひどくなるのではないか」と怖さを抱えています。

その時に、パパも「またつわりが始まったの?」「いつまで続くの?」と感じることがあるかもしれません。そして思わず、「また?」「そんなにしんどいの?」と言ってしまうかもしれません。

しかし、後期つわりは後期つわりがいつまで続くのか、ママ自身が一番不安を抱えています不安を抱えています。

そのため、どうしたらママが楽になるか、パパにできることがないかを考えてみてください。「後期つわり パパができること」と検索してもらえれば色々なアドバイスが載っていると思います。

ネットで調べてから、ママに「ネットにこうすると楽になるって書いてあったけど、1回やってみる?」「こういうことをしているパパもいるみたいだけど、ボクがこれしたらママは助かる?」などと聞いてみると良いかもしれません。

良かれと思っての行動が今のママには負担になることがあるので、ママの希望を聞いてから行動するほうがお互いにとって安心だと思います。

また、後期つわりも人によって差があります。

しかし、

・嘔吐が止まらず水も飲めない

・急な体重の減少や増加

・強い胃痛

・強い頭痛/目がチカチカする・かすむ

・顔や手のむくみ

・胎動が減った・感じない

・出血・激しい腹痛

等の様子が見られた、もしくはママから聞いた場合は必ず病院受診を勧めてください。

パパができるところから一歩ずつ。

ママと穏やかな時間をすごしてくださいね。