【妊娠34-35週】出産まであと1カ月!夫婦のすれ違いを防ぐ、パパの準備3選

~はじめに~

出産までいよいよあと1カ月を切り、赤ちゃんの胎動を外からもはっきりと感じられる時期になりました。
パパとしても「もうすぐ会えるんだな」と実感が湧き、ワクワクした楽しみな気持ちが増してくる頃ではないでしょうか。

しかし、この時期のパパからはこんな戸惑いやモヤモヤの声をよく耳にします。

「自分は生まれてくるのが楽しみなのに、ママは出産の怖さや育児への不安で浮かない顔をしている」
「産休に入ったママが、急にベビー用品や洗剤の成分にこだわり始めて戸惑っている」
「『なんで安くて良いやつじゃダメなの?』『そこまでこだわる必要ある?』と口を出したら嫌な顔をされた」
「産後のサポートや自治体のサービスと言われても、具体的にどう準備すればいいかわからない」
「ママに、パパは気楽でいいねと言われた」

そんなふうに、ママとの温度差を感じたり、準備への関わり方に悩んだりしていませんか?

妊娠34週は、「楽しみに待つパパ」と「出産の現実的な不安・プレッシャーと戦うママ」で気持ちのズレが生まれやすい時期です。パパがママの心理を理解し、一歩踏み込んでサポートするためのポイントをお伝えします。

妊娠34週のパパが今からしておきたいこと

1. 赤ちゃんグッズのこだわりと最終チェック

「産休に入って時間ができたママが、急に一気に赤ちゃんグッズを揃え始めた」

「洗剤やベビーソープのブランドまで細かく指定されて、『そこまでこだわらなくても……』『正直違いが分からないし、どれもそんなに変わらないのでは?』と感じてしまう」

そんなふうな経験はありませんか?

実は、これまで仕事に追われていたママほど、産休に入った瞬間に頭と心の全リソースが「出産と育児の準備」へ一気に切り替わります。そして、赤ちゃんを守りたい一心で、安全性や成分を徹底的に調べ始めるのです。

ママにとってこの時期は、「出産への恐怖」と「無事に育てられるかというプレッシャー」がピークに達しています。赤ちゃんグッズの準備は、ママにとって「不安を解消し、親になる覚悟を決めるための大切なプロセス」でもあります。

ここでパパが効率やコストだけを基準にして「安い方でよくない?」「どれも一緒でしょ」とバッサリ切り捨ててしまうと、ママは「自分の覚悟や不安を否定された」と感じ、一気に夫婦の間に壁ができてしまう…ということもあります。

もしパパ自身に特別なこだわりがないのであれば、まずは「いいね!」「調べてくれてありがとう」と肯定的に受け止めてあげてみてください。それだけでママは安心して決断できますし、子育てに向き合う意欲も尊重されたように感じるかもしれません。

ママが抱く細かなこだわりや不安を、パパが100%理解するのは決して簡単なことではありません。

「神経質になりすぎ」

「そんなのどれでも同じでしょ」

「考えすぎじゃない?」

「俺には違いが分からない」

というのが正直な本音かもしれません。

しかし、その素直な感想をそのまま口にしてしまうと、

「気持ちを分かってもらえなかった」

とママが感じやすくなります。

もし「どうしてそこにこだわるんだろう?」と疑問に思ったら、

まずは「それって赤ちゃんにとってどんなところが良いの?」「他の商品とどこが違うのか教えてほしいな」と興味を持って聞いてみることも1つかもしれません。

もしママが上手く説明できなさそうなら、

①スマホでその商品を5分だけ検索してみる。

②「ママがどんな言葉で検索して、何に不安を感じているのか教えてくれる?」と聞いてみる

のもおすすめです。

ママの検索履歴や調べる視点を知ることで、言葉にしきれなかった不安の正体が自然と見えてきて、パパ自身の心もずっと軽くなるはずです。

この時期に大切なのは、ママが赤ちゃんのために一生懸命調べている過程を尊重し、その部分に共感することです。

「赤ちゃんのために色々調べてくれてありがとう」

と伝えてあげることで、ママも安心できるでしょう。

2. 産後のヘルプ体制と育児サービスをすり合わせる

「産後は自分たちだけで乗り切れるか不安だから、親や外部の支援サービスを頼る話をしておきたい」

「それなのに、外部サービスの話を出した途端、なぜかママが不機嫌になったり嫌な顔をしたりして困っている」

そんなふうに戸惑った経験はありませんか?

パパとしては「ママの負担を減らしたい」「共倒れしないように対策したい」という優しさから提案しているのに、なぜママは不機嫌になってしまうのでしょうか。

実はママの中に、「まずは夫婦で協力して、ふたりで子育てを頑張りたい」という強い想いを抱いている可能性があります。

その熱量がある中でパパから外部支援の話をされると、ママには「パパは自分で育児をする気がないのかな?」「最初から人に頼ろうとして、当事者意識が薄いのかな?」と見えてしまい、モヤモヤや寂しさを感じてしまうのです。

また一方で、「本当は助けてほしいけれど、パパのご両親に頼むのは気を遣う」「外部のヘルパーさんを頼むとお金がかかって申し訳ない」と遠慮しているケースもあります。

大切なのは、「まずは僕たち夫婦でしっかり協力し合うのが大前提」という姿勢を伝えた上で、サポートの選択肢を提示することです。

例えば、

「基本はボクとママのふたりで協力して乗り越えるつもりでいいよね?だけど、ママの体が一番大事だから、どうしても辛い時の『お守り』として外部のサービスやヘルパーさんのことも知っておきたい。事前に申し込みが必要なものもあるらしいから、ボクがちょっと焦ってしまって…。」

と伝えた上で、

もしママがまだイメージできずに言葉に詰まったり、抵抗感がありそうだったりしたなら、

「無理に今使うって決めなくても大丈夫! ふたりの子育てだから遠慮しないで、その都度2人で話し合っていけばいいから、協力できる2人でいよう」

と声をかけてみると良いかもしれません。

少し話はズレてしまいますが、助産師さんの訪問時はパパ側も助産師さんに質問しやすく、パパにとっても役に立ったという意見もありました。パパが専門家に質問できる機会は少ないので、ぜひパパも助産師訪問は体験してみるといいかもしれません。

3. 「共倒れしないシステム」をふたりで作る

「産後、寝不足で自分もママもイライラして倒れてしまわないか心配」

「育児の役割分担はどうやって決めればいいんだろう?」

そんなふうに先の生活にプレッシャーを感じることはありませんか?

産後はパパもママも「ちゃんとしなきゃ」と頑張りすぎてしまい、体力的にも精神的にも限界を迎えてしまう(共倒れする)リスクが高まります。

そうならないためには、気合で乗り切るのではなく、「休む仕組み」を事前に作っておくことが大切です。

たとえば、

・夜泣き対応や抱っこを時間交代制にする

・1日の中で、お互いに「完全に1人になれる休息時間」を1時間ずつ作る

・辛くなった時に愚痴を言える相手や相談先を作っておく

出産直前の今だからこそ、「どう頑張るか」ではなく「どう休むか」を話し合っておきましょう。

例えば、

「産後はふたりとも寝不足になると思うから、無理しすぎない仕組みを作っておきたいんだ。『夜のこの時間はボクが担当する』とか『お互い1時間ずつ一人で休む時間を作る』とか、ママはこの時間は確保したいとかある?」

と聞くと、ママが考えるきっかけになるかもしれません。

出産直前のこの時期、ママもパパもそれぞれに不安や緊張があります。

でも、ふたりで支え合い、助け合う姿勢が何より大きな力になります。

準備をしっかり整え、産後も協力して乗り越えていきましょう。