【妊娠12-13週】「ママが決めていいよ」はNG?妊娠12週のモヤモヤを解消するパパの「あるある」会話術


~はじめに~

妊娠12週を過ぎてくると、「つわりが少しマシになってきたかも」と感じるママも増えてきます。ママが苦しむ姿を見るのは、パパにとっても辛かったと思います。

一方、つわりの症状や期間は個人差が非常に大きいので、もちろんまだ続いているという方もいらっしゃるかもしれません。今回のコラムはママのつわりの状態や体調がよくなってきたときに備えて知っておくとよいこと、というイメージで読み進めていただけるとうれしいです。

さて、食事がとれるようになったり、外に出られる日が増えたりすると、「そろそろどこかに行こうか」と旅行や遠出を考えるパパもいるかもしれません。

そんなふうにママのことを考えて色々計画してくれるパパはママにとっても心強いですね。

その気持ちがなによりも素敵です。

ただ…色々計画を立てる前に知っていてほしい情報があります。 実は、「つわりが落ち着いた=体調が万全」というわけではありません。

1. 「旅行どうする?」で揉めないために。妊娠12週頃のお出かけ前に知っておきたいこと

妊娠中は体調の波が大きく、昨日は元気でも、今日は突然しんどくなることもあります。

特に妊娠初期は、ホルモンバランスの変化の影響で疲れやすく、長時間の移動・車酔い・慣れない環境でのストレスなどが体にこたえる時期でもあります。

パパが「ママと一緒に少し遠出したいな」と思ったら、まずはママの体調や気持ちを確認してみましょう。

そして、ママと一緒に、必ず妊婦健診などで医師に相談してからにしましょう。

目的地までの距離、滞在先の環境、近くに医療機関があるかどうか――そういった情報も、妊婦さんにとってはとても大切です。

また、妊娠が分かる前に旅行の計画を立てていた場合もあると思います。

その時は、ママが「旅行に行きたい気持ち」「自分の体調が予測できず返答できない状態」「赤ちゃんのことが心配な気持ち」「産後は2人で旅行へ行きづらいから、今回の旅行を貴重な機会と考えている」など、一言では説明できない様々な気持ちで葛藤している可能性があります。

そのため、旅行へ行くかキャンセルするかは、できるだけママに寄り添ったコメントをすることでママも気持ちを話しやすくなります。

例えば、「ママも大切だし、無理はしてほしくないし、でも、楽しみにしていた気持ちは一緒だし、だからこそ、すぐにどうするか決められないよね」

というような言い方だと、ママは決められない気持ちに共感してもらえたと感じやすいかもしれません。

ママの意見を尊重しようと思い「ママが決めていいよ」「僕はどっちでもいいよ」と言うと、突き放された気持ちになってしまうかもしれないので、あくまでも当事者の1人として、ママに寄り添った言い方がおすすめです。

具体的に言うと、「ママがすごく悩んでいるのを知っているから、旅行に行く行かないどちらの選択でも、ママが頑張って選択した気持ちを尊重するからね。」のような言い方が良いでしょう。

もし、ママが行かない選択をした場合は「ママの体調が落ち着いて元気になったら旅行に行こうね」と伝えてあげると行かない選択肢を受け入れてもらえた気持ちになるかもしれません。

2. 「コーヒーやお寿司は大丈夫…?」心配して言ったのにママが不機嫌になる理由

つわりが少し落ち着いてくると、外出したり、好きな物を食べたりと動きたくなるママが多くいます。

今まで、つわりによって自由に動けなかったので、その分を取り戻そうと思う気持ちもあるかもしれません。

しかし、数日前までつわりで苦しんでいる様子を見ていたパパからすると、「本当に大丈夫なのか」「辛くないのか?」と心配になりますよね。

ママがコーヒーを飲んでいるけど、妊娠中は飲まないほうが良いとネットで見たことがあるから「コーヒー飲んでも大丈夫なの?」と声をかけたら、なぜかママが不機嫌になった。

ママが「お寿司を食べたい」と言ったので、「え。食べていいの?」と声をかけたら不機嫌になった。

など、ママとお腹の赤ちゃんを思って発言したら、なぜかママが不機嫌になるという経験をしたことはありませんか?

ここにもコミュニケーションのズレが起きているのかもしれません。

ズレが起きた時は、「ママが頑張っていることを伝える」+「パパが心配していることを伝える」のどちらかが抜けている可能性があります。

今回の場合だと、パパはママと赤ちゃんを心配して発言したことが伝わっておらず、ママは「やっと動けるようになったのに、自分の行動に指図してくる」と勘違いしているかもしれません。

ママを心配して声をかける場合は、前提条件として以下の2つの視点も含めて考えてみましょう。

前提条件として

・「ママはたくさん調べて行動している」「お腹の子のことを考えて行動している」こと

・パパが心配していることについて、ママは今困っていない可能性はないか

・パパがママの行動に過保護になりすぎていないか

この3つの視点を含めて考えると、

ママは最大限赤ちゃんのことを考えながら行動しており、それでもママのメンタルを保つ上ではどうしてもその行動をとらざるを得ない…、苦肉の策である可能性もあるので、パパはパパが心配している気持ちだけ伝える、もしくはママの意見を聞くスタンスで質問すると少し平和な会話がうまれます。

具体的な言い方としては

「もともと毎日コーヒー飲んでいたから、急に飲めなくなるのは本当に辛いよね。ぼくの知識不足かもしれないから教えてほしいんだけど、妊娠中ってコーヒーを飲んでも大丈夫?ネットであまり良くないとか書いてあったけど、きっとママは考えて行動しているだろうから教えてほしくって」

「赤ちゃんのことを大事に考えているママがお刺身食べたいってことは、よっぽど食べたい気持ちが溢れているんだね。ぼくが過保護すぎるのかもしれないけど、ママの体が心配で。」

のような言い方をすると、パパがママの行動に制限をかけたいわけでなく、単純に心配して声をかけてくれたのだと伝わりやすくなるでしょう。

食だけでなく、行動面のコメントは、センシティブな時期です。

だからこそ、ママを心配している気持ちが正しく伝わることに意味があるのかもしれません。パパの言いやすい言葉に変えながら、ママの機嫌が悪くならないポイントを探してみてください。コツが分かってくると、パパの「なぜ機嫌が悪くなったんだろう」の謎がとけてすっきりするかもしれません。

3. 遠出じゃなくても大満足!ママの負担にならない近場リフレッシュの誘い方

気分転換をしたいママの気持ちもとても大切です。

遠出でなくても、近場でゆっくり過ごせる場所や、カフェ、公園などでの時間も立派なリフレッシュになります。

例えば、

「この間話していたカフェに今日行ってみない?」

「30分くらいドライブする?」

「今日心地よい気温だから、少し散歩する?」

などと声をかけてあげてみてください。

妊娠中は「できそう」でも「実は負担になっていること」がたくさんあります。

そのため、「ママの体が最優先」という視点を忘れず、無理のない範囲で一緒に楽しめることを選んでいきましょう。