【妊娠16-17週】「安定期」の今こそ、パパに知ってほしい4つのこと

~はじめに~

妊娠16週ごろからは、いわゆる「安定期」に入ると言われる時期です。

つわりのママを心配、サポートしているパパは、「安定期」という言葉に少しほっとするかもしれませんね。この時期はパパもどっと疲れがでることがあります。1日5分でも良いので自分の時間を作りながら、頑張っている自分を癒してくださいね。

さて、「安定期」という言葉だけを聞くと、あとは赤ちゃんが大きくなっていくだけのように感じるかもしれませんが、「安定期」=「安定した(もう辛くない)」という意味ではないので、「安定期」の正しい情報をお伝えします。

また、この時期のママの気持ちやサポート方法、性交渉についてもお伝えします。

1. 安定期ってどんな時期?

1. 流産のリスクは下がるけれど、「ゼロ」ではありません

赤ちゃんの心拍が確認され、つわりが落ち着く人も多くなるこの時期。

でも、妊娠中はいつでも体調が急に変化することがあるので、油断は禁物です。

2. つわりが終わったからといって、妊娠前と同じ生活ができるわけではない

たとえ見た目が元気に見えても、ママの体の中では赤ちゃんの成長とともに血液の量や心拍数が増えて、体への負担もどんどん増しています。

重い荷物を持ったり、無理して出かけたりすることはママにも赤ちゃんにも負担になるのでパパのサポートは引き続きお願いします。

3. つわりが長引くこともあります

「そろそろ楽になる頃じゃないの?」と思うかもしれませんが、つわりの終わるタイミングは人それぞれ。

他の妊婦さんと比べず、「ママ自身の体調」に合わせて寄り添ってあげてください。

2. ママが体験する気持ちとパパに理解してほしいこと

1.つわりが落ち着いていないママの場合

つわりが落ち着いていないママの場合は、長期間続く身体的な辛さと、いつまで続くか分からない不安に押しつぶされそうになっているかもしれません。また、何もできないママ自身にもどかしさや存在価値を問い始めている場合もあります。

パパは妊娠を代わることができないからこそ、どう寄り添えばいいのか、どんな言葉をかければいいのか悩むこともあるかもしれません。正解が分からず、声をかけること自体をためらってしまうこともあるでしょう。

ママも、妊娠や出産をパパに代わってもらうことができないことは分かっています。代わってほしいわけではなく、「このつらさを分かってほしい」「頑張っていることを分かってほしい」と思っていることもあるでしょう。

そんなときは、何とか解決しようとするよりも、まずはママの気持ちを受け止めてみてください。「つらい中、頑張ってくれてありがとう」「赤ちゃんを育ててくれているんだから、ほかのことは僕に任せて」「何もできていないなんて思わなくていいよ。僕にとって、ママはいてくれるだけで大切な存在だよ」そんな言葉を、繰り返し伝えてあげることも、ママに寄り添うひとつの方法です。

2.つわりが落ち着いて仕事を再開しているママの場合

つわりが落ち着いてきて仕事を再開しているママは、妊娠前と同じように働くことができずモヤモヤしていたり、身体的な疲労を感じたりしやすいです。

そのため、つわりが落ち着いたはずなのに、何故かママが不機嫌と感じることもあるかもしれません。

そんな時は、「久しぶりに仕事を再開して体は辛くない?」「つわりが落ち着いても色々な体調不良があるよね。家ではゆっくりしてね」と声をかけてみると、ママは近くに理解者がいてくれる安心感をより一層得られるかもしれません。

安定期に入ったからこそのママの体の変化があります。

つわりが落ち着いてきても、パパができる家事は積極的に取り組んでもらえると頼もしいです。

3. 妊娠中の性交渉について

安定期に入り、ママの体調が安定してくると、ママとスキンシップをとりたいと考えるパパもいると思います。同じようにママからスキンシップを求めてくる場合もあるかもしれません。

しかし、ママがつわりで苦しむ姿を見てきていたり、お腹が大きくなる姿を見ていたりすると、赤ちゃんのことが気になり、今までのようにスキンシップをとることが怖く感じる場合もあると思います。

妊娠中の性交渉については、医師によっても意見が分かれることがあります。

必ず、医師に確認し、問題がないようであれば「赤ちゃんと3人で相談するつもり」で、ママの気持ちを尊重しながらしっかりコミュニケーションをとって行ってくださいね。

ママの体は日々変化しており、体調や感覚の変化、触れられたくない部位などが出てくることもあります。パパはいつも通りに触れていても、ママにとっては、いつも以上に重く感じたり、苦しく感じたりすることもあるかもしれません。

「少しでもお腹が張っている場合や、体調が優れない時は必ず言ってね」と伝え、お互いにとって負担や不安の少ないように工夫することがおすすめです。

また、精液には子宮を収縮させる成分(プロスタグランジン)が含まれているため、医師から特に指示がない限り、コンドームを着用することをおすすめします。

4. 先輩パパが感じた育休期間や時期について

そろそろ出産後のお仕事や「育休をとるかどうか」について話し合い始めるご家庭も多いのではないでしょうか。

社会制度は整ってきたものの、「どれくらい休めばいいのか」「お金や夫婦関係は大丈夫なのか」と迷うパパも少なくありません。そこで今回は、実際に育休を取得した5人の先輩パパたちのリアルな体験談をまとめました。今後、育休を検討する上で参考にしてみてください。

体験談1:産後すぐ〜1ヶ月取得

「ママと同じスタートラインに立てた安心感。出遅れずに済んだのは大きい」

僕は赤ちゃんの誕生直後から1ヶ月間、育休を取得しました。結論から言うと、この時期に休めて本当に良かったです。産後のママの体は想像以上にボロボロで、起き上がるのも辛そうな状態でした。家事全般を引き受け、抱っこやオムツ替えを初期から一緒に経験できたことで、育児に「出遅れた」という感覚を持たずにスタートを切れました。

ただ、1ヶ月は本当にあっという間でした。ようやく生活のペースが掴めてきた頃に復帰となったので、ママを家に残して出社するときは少し心配が残りました。それでも「最初に大変さを共有できた」という経験は、復帰後の夫婦の連帯感に大きく繋がっています。

体験談2:3ヶ月取得

「育児の基礎は身についたけれど……取得時期の『分散』もアリだったかも」

産後すぐから3ヶ月間の育休を取りました。首がすわる手前くらいまでじっくり向き合えたので、オムツ替えや寝かしつけ、ミルクの準備など、一通りの育児スキルをマスターできたのは大きな自信になりました。

ただ、今思うのは、赤ちゃんが本当に目を離せなくなるのって、寝返りを打ち始めたり動き回ったりする生後5〜6ヶ月頃からなんですよね。3ヶ月の育休は授乳や抱っこに追われているうちに過ぎ去ってしまったので、「産後すぐに1ヶ月、少し成長した生後半年に2ヶ月」というように、時期を分けて取る選択肢もあったのかなと感じています。

体験談3:6ヶ月取得

「半年間ずっと一緒だから安心と思っていたけれど……復帰後に訪れた『夜泣き』の壁」

僕は半年間の育休を取得しました。首がすわり、離乳食が始まる時期までしっかり子育てに関わることができ、親としての自信もかなりついて「もうこれなら復帰しても大丈夫だろう」と感じていました。

ただ、復帰した途端に予想外の壁にぶつかりました。生後6ヶ月頃から本格的な「夜泣き」が始まり、日中の関わりが減ったせいか「ママじゃないと絶対に泣き止まない」という状態になってしまったのです。夜中に代わって抱っこしてあげたくても赤ちゃんに拒否されてしまい、結局ママに負担がいってしまうのが本当に申し訳なく、悔しい気持ちになりました。

また、仕事復帰したばかりということで、仕事での疲労感もプラスし、夜泣きでぐっすり眠れないのと重なり、身体的にも辛かったです。

半年の育休で安心しきらず、復帰後の夜間サポートの体制も考えておくべきだったと感じています。

体験談4:1年取得

「子育ての本当の大変さを知れた1年。復帰後も夫婦のコミュニケーションがスムーズに」

僕は思い切って1年間の長期間、育休を取得しました。子どもの成長の瞬間をすぐそばで見守りながら、1年通して向き合ったことで、「子育てってこんなに大変で、でもこんなに愛おしいんだ」と心から理解できるようになりました。

仕事復帰した後も、仕事帰りにママから「今日ずっと機嫌が悪い」「離乳食食べてくれない」などの連絡を見て、画面の向こうの様子やママの大変さが手に取るように想像できるので、帰宅後の心構えもできて、それもよかったと思っています。

体験談5:家計と夫婦関係の壁

「マイホームのローンとママのイライラ。葛藤を乗り越えるために必要だったこと」

妊娠中にマイホームを購入したばかりだった僕は、「育休中の手当だけでローンと生活費をやっていけるのか」というお金の不安が常にありました。さらに、いざ育休に入ってみると、産後の寝不足やホルモンバランスの乱れからママが今まで見たこともないくらいピリピリしていて、正直かなり苦しい思いをしました。「こんなに衝突するなら、僕が仕事に出ている方が円満だったのでは……」と悩んだこともあります。

また、一緒に子育てをしているとお互いの子育てへの考え方が違うこともよく分かり、すりあわせていくこともものすごくつらい時間になりました。

仕事を復帰してからのほうが夫婦関係は円満になった気がしています。

育休の時期や期間は本当に悩みますよね。

初めてのことでイメージがつかないパパも多くいると思います。ママと相談しながらお互いにとって良い期間となるように少しずつ話し合いを重ねてみても良いのかもしれません。