子どもを育てるうえで、ママが悩むポイントって色々ありますよね。
その中でも、母乳育児とミルク育児について悩むママは多いのではないでしょうか。
このコラムでは、母乳育児とミルク育児について、医学的に詳しく解説をしていきます。
母乳は赤ちゃんの理想的な食べ物

そもそも、母乳育児とミルク育児ってどう違うんだろう?
母乳は赤ちゃんの理想的な食品です。母乳には赤ちゃんが必要とするすべての栄養素が含まれており、赤ちゃんにとって消化吸収がしやすい構造になっているため、赤ちゃんの胃腸の負担になりにくいです。
母乳の中でも特に初乳(産後3~5日後に出る母乳)には、赤ちゃんを守るための大切な成分がたくさん含まれています。この初乳には、ウイルスや細菌の侵入を防ぐ「免疫グロブリンA(IgA)」や、腸の中で特定の菌が増えすぎないようにする「ラクトフェリン」といった免疫物質が豊富に含まれています。そのおかげで、赤ちゃんの感染症を予防したり、症状を軽くしたりする効果があるとされています。
生後10日ほどで母乳は通常の母乳に変わりますが、この頃には免疫物質が減り、赤ちゃんの成長に必要なエネルギーが多く含まれるようになります。これが、初乳が赤ちゃんの免疫力を高めると言われる理由です。
また、母乳育児によって小児期の肥満、2型糖尿病、乳幼児突然死症候群(SIDS)などの病気のリスクが低くなるとも言われています。

母乳って赤ちゃんにとって沢山メリットがあるんだ。ママにとってもメリットはあるのかな?
赤ちゃんにおっぱいを吸われることはオキシトシンを発生させ子宮の収縮を促すため、出血量が少なくなるなどママの身体の回復が促進されます。またママのカロリーの消費も多く痩せやすいとも言われています。
また、授乳により卵巣がん、乳がんのリスクが減ると言われています。また老後に骨粗鬆症にもなりにくいと言われています。
ママと赤ちゃんが一緒にいれば、哺乳瓶の準備や消毒の手間がいらず、いつでも新鮮で清潔、適温の食事を上げることができます。
身体的なメリットだけでなく、精神的なメリットもあります。赤ちゃんと触れ合って密着できるのはお母さんにとっても安心感や自信を高めることができると言われています。
ミルク育児もメリットがいっぱい


母乳育児っていろんなメリットがあるんだな。やっぱりミルク育児より母乳育児の方がいいのかな…
母乳育児に沢山のメリットがあることは事実ですが、ミルク育児でもしっかり赤ちゃんは育つこともまた事実です。
粉ミルクは牛乳を原料にして加工され、赤ちゃんに必要な栄養素を加えています。栄養や発育・発達においては、母乳に近づくように作られているため母乳とほぼ差はありません。
スキンシップが減るんじゃないか、と心配になるママもいるかもしれませんが、授乳以外の抱っこなどでもママの愛情はしっかり伝わるので心配しなくて大丈夫です。
ママ以外の人が授乳できるので、パパとも愛情を深めることができるし、ミルクは母乳よりも消化に時間がかかり腹持ちがいいので、赤ちゃんが朝までぐっすり眠りやすいなどいいところもたくさんあります。
ママも妊娠中から我慢していたカフェイン入り飲料やアルコール飲料などを気兼ねなくとりやすい、または薬を飲みたい時も赤ちゃんへの影響を考えずに服用できるというメリットがあります。
母乳やミルクのことで悩むママは多いかなとは思いますが、大事なのは赤ちゃんの健やかな成長を近くで見守りながら、必要な栄養を与えて、親子の絆を育んでいくことだと思います。
母乳でもミルクでも赤ちゃんにしっかりと愛情を注ぎながら育てていけるように、自分も赤ちゃんも大切にできる方法を選択できるといいですよね。


