「なんでもいいよ」にモヤッ…パートナーにイライラしがちな私を楽にする 3 つの考え方〜パートナーへの期待を修正するために〜

こんなこと、ありませんか?

  • パートナーに「何食べたい?」と聞いた時に、パートナーから「なんでもいいよ」と言われて「何か案だしてよ」とモヤッとした。
  • ゴミ出しをお願いしたら洗面台のゴミが捨てられてなくて、「なんで捨ててないの?」とイライラした。
  • パートナーに洗濯物をお願いしたら、効率の悪い干し方をしていて、「いつも何を見ているんだ」とガッカリした。

日々の中で、パートナーの言動に不満を抱くことはありませんか?

今回は、モヤモヤしている自分を楽にするために役立つ考え方を紹介します。

①「なんでもいい」が一番困る!

〜自分軸に戻ってみる。「私は何がしたいのか」を優先する〜

「自分軸」というのは、「自分の意思を尊重する」「自分ができる範囲を考える」ということを意味します。

例:パートナーに「何食べたい?」と聞いた時に、パートナーから「なんでもいいよ」と言われて「何か案だしてよ」とモヤッとした。

上記の例を、自分軸と相手軸で考えてみましょう。

自分軸(自分を優先した考え):何を作るか考えることがめんどくさいから、相手にメニューを決めて欲しい。

相手軸(相手を優先した考え):相手が喜ぶ物を作ってあげたい。

妻から「何を食べたい?」と聞かれた時、パートナーには「好きな物を言う」「妻に任せる」という選択肢があります。今回の場合は、パートナーは「妻に任せる」を選んだということになりますね。

そうすると、ママ側としては「本当は相手に決めて欲しかったけど、決めてもらえなかった」という結果になりますので、モヤモヤするというのは当然のことです。

一方で、決定権がこちらにまわってきたということは次の選択を自由に選べることになります。

例

  • 「何か言ってよ。考えるの大変なんだから」と怒る。
  • 「自分の好きなものを食べよう」と自分優先で決める。
  • 「じゃあ、作らなくていいか」とそもそもつくることを放棄する。

どれを選ぶかは自分で決めることができます。

ただし、ここで気をつけて欲しいのは、自分軸を大切にするということは、相手との関係性を気にしないということではありません。自分軸を大切にした伝え方をした場合、伝えた後に起こるパートナーの反応を想定しておくことが大切です。

もし自分軸を優先して「作らない」という選択肢を選んだ場合、パートナーはあなたの選択を当てつけだと感じて怒ってしまう可能性もあります。このように、自分軸を大切にした場合、その後に起こる最悪な事態を想定しておくことも大切になります。それは、相手の機嫌をとるという意味ではなく、自分のこころを守るために必要な考え方です。

今回の例の場合で考えると、

相手軸で考え:相手の食べたそうなものを考えて作った。
結果:自分もそんなに食べたいわけではなく、さらに相手に喜んでもらえなかった。

そうなると、ものすごく虚しさや怒りがこみ上げてきやすくなります。

しかし、

自分軸で考え:なんでもいいなら自分の食べたい物だけ作ろうと決める。
結果:少なくとも自分は食べたい物を食べられるし、もし不満を言われても「食べたい物があるなら次は具体的に言ってね」と言える。

また、相手のことを考えれば考えるほど、パートナーの反応に一喜一憂してしまうこともあります。
例えば、一生懸命考えて作ったご飯をあまり食べてもらえなかった時、

「せっかく頑張ったのに」
「私のことを大切に思ってくれていたら、もう少し喜んでくれるんじゃないかな」

と悲しくなることがあるかもしれません。
でも実際には、

パートナーは仕事で疲れていただけかもしれないし、たまたま食欲がなかっただけかもしれません。
相手の反応には、その人自身の事情や状態も影響しています。

だからこそ、相手の反応だけで「愛されている・愛されていない」を判断しようとすると、自分が苦しくなってしまいます。
「自分軸」で考えることは、そんな苦しさから自分を守ることにもつながります。
相手のために頑張ることも大切ですが、「私はこうしたいからやる」と自分で選んだと思えることも同じくらい大切です。

そうすることで、相手の反応に振り回されすぎず、少し楽な気持ちで相手と向き合えるようになるかもしれません。
また、良好な家庭を築いていくためには、まず自分自身が心地よく過ごせることが大きな鍵を握っています。

今後、相手への期待で自分がしんどくなることを防ぐために、今のうちから「自分軸」をもつということを今から少しずつ気にかけてみるのもおすすめです。

②不機嫌そうなパートナー、私が何とかしなきゃ?

〜相手の期待を「背負わない」という選択〜

①で「自分軸」についてお伝えしましたが、コミュニケーションは相互関係なので、相手にも「相手の軸」があります。

つまり、自分の機嫌を自分で大切にするように、「相手の機嫌は相手に任せる」という選択肢もあるということです。
例えば、パートナーが不機嫌に帰宅したとします。
その時にパートナーの機嫌が良くなるようにあれこれ動くことをやめて見守るようにします。
なぜなら、何かサポートが必要であれば、相手から依頼してくることも多いからです。

そして、機嫌が悪いように見えているだけで、実際には違うことを考えているだけだったり、仕事で疲れているだけだったりということもあります。
その時に、相手の機嫌を良くしようと話しかけたり、望んでいないことを先回りして行動したりすることは、悪循環につながる可能性があります。

「なんか機嫌悪いのかな。そっとしておこう」
「1回は声をかけて、話したくなさそうだったらそういう日なのかな」

程度に留めて、相手軸は背負わなくていいことを知っておくことも自分のこころを穏やかに保つヒントです。

もし、気になって話しかけてしまう人は、パートナーは自分で自分の機嫌を直す力があるだろうと信じてみる練習と思ってトライしてもよいかもしれません。

③言いたい。でもケンカはしたくない

〜「言わない」のではなく「伝え方を変える」〜

最後に「自分軸」と「相手軸」を尊重した伝え方をお伝えします。
不満があるとき、自分軸と相手軸を考えていたら、「何も言えなくなる」という気持ちになるかもしれません。

でも、何も言えないと不満は蓄積されていきます。そのため、相手に自分の気持ちを伝えることはとても大切です。
一方で、伝え方を誤り続けると、相手との関係をこじらせる可能性もあります。

大切なのは、「言わない」ではなく「言い方を変えてみる」ことです。

例えばゴミ出しをお願いしたいとき、

「ゴミ出した?」 「ゴミ出しできる?」

という聞き方でももちろん問題ないこともあります。
ただ、自分が疲れやイライラが溜まっているときは、つい口調も強くなりがちなので、相手からすると確認ではなく「責められている」と感じることもあります。

そんなときは、

「明日ゴミの日だね」 「ゴミ袋がいっぱいになってきたね」

など、まず状況を共有してみるのも一つの方法です。

それでも伝わらない場合は、(察するというのが苦手なパパもいるので、)気づいてほしい期待をママが持ち続けて苦しくなるより、

「部屋のゴミを集めて、捨ててもらえるとうれしいな」
「今日は余裕がないから、ゴミ出しをお願いしてもいい?」

というように、やってほしいことを具体的に伝えるほうが効果的なこともあります。

相手に気を遣って遠回しに伝えるよりも、具体的にお願いした方が、かえってお互いにストレスが少ないこともあります。

また、LINEや共有カレンダーを活用したり、「忘れることもあるよね」という前提で仕組みを作ったりすることも役立ちます。

伝え方を工夫する目的は、相手を思い通りに動かすことではありません。

「なんで分かってくれないの?」と苦しくなる前に、自分の困りごとやお願いを相手に届きやすい形で伝えること。

そのための工夫の一つとして考えてみてください。

最後に

〜「わかってくれるはず」を少しだけ手放す〜

相手との関係の中で「話せば全てを理解し合える」「論理的に言えばズレなく伝わる」という期待を手放すことも1つのポイントかもしれません。

そのためには、自分のできる限りの言葉を尽くし、どこまでであれば相手が理解できるのか、自分が受け入れられるかを日々模索していくことが、パートナーへの期待値を調整することに繋がってきます。
一見あきらめのように見えるかもしれませんが、実はそれが一番、自分を楽にします。

最終的に自分ができることは、

①相手のできること・できないことを受け入れること
②自分が動くこと(もしくは、動かないと決めること)

この二つの選択だということを、頭のすみに置いておくことも、自分のイライラを手放すためのひとつの方法かもしれませんね。