ネガティブな気持ちの役割ってなんだろう?

ネガティブな気持ちにも役割がある

私たちは嬉しさや楽しさのようなポジティブな気持ちから、怒りや悲しみなどネガティブな気持ちまで、日々色々な気持ちになります。

その中でもネガティブな気持ちは、一般的に「良くないもの」と思われがちですが、実はネガティブな気持ちには『あなたのこころを守るためのセンサー』としての大切な役割があり、あなたがどのようなストレス状況に置かれているかを教えてくれます。

自分の気持ちに深く気付けるようになることで、自分が今どのような状況に置かれているか理解できるようになっていきます。

そのためネガティブな気持ちを「嫌なもの」「感じたくないもの」として遠ざけようとすると、ネガティブな気持ちはセンサーのアラート音をより大きくして、いかにあなたがストレスフルな状況に置かれているかを必死に伝えようとします。その時あなたはネガティブな気持ちをより強く感じます。

一方で、ネガティブな気持ちがアラート音を鳴らしている理由(=ネガティブな気持ちがもつ役割)を理解すると、ネガティブな気持ちは自らの役割を終えてセンサーの音を小さくしていきます。その時あなたはネガティブな気持ちが小さくなるのを感じるでしょう。

ネガティブな気持ちを適切に受け止め、あなたが今どのようなストレス状況に置かれているかを理解することが、あなたがストレス状況に対処する上で重要な第一歩となります。

私たちが感じる機会が多いネガティブな気持ちが、教えてくれることについてそれぞれ説明していきます。

【不安】
『不安』という気持ちは、よくわからないことや自分では対処できないと思うことに直面していることを教えてくれます。

【怒り】
『怒り』という気持ちは、自分が大切にしているものや自分の気持ちが傷つけられたり否定されたりして困っていることを教えてくれます。

【悲しい】
『悲しい』という気持ちは、大切な人やものを失ったことを教えてくれます。自分の気持ちを分かってほしい人に分かってもらえなかった時にも感じます。

【寂しい】
『寂しい』という気持ちは、人との心理的な繋がりを感じられない時や、いつもいた人やあったものが離れる時やなくなることを教えてくれます。

【呆れ】
『呆れ』という気持ちは、自分のことを相手に分かってほしいのに分かってもらえなくて、がっかりしたり、悲しくなったりしたことを教えてくれます。あるいは相手に失望してしまい、相手への期待が持てなくなっていることを教えてくれます。

【孤独感】
『孤独感』という気持ちは、誰とも心理的な繋がりを感じられていない状態であることを教えてくれます。

【疎外感】
『疎外感』という気持ちは、誰かと一緒にいても、いま自分がここにいても良いという安心を感じられない状態であることを教えてくれます。

【焦り】
『焦り』という気持ちは、自分のペースが乱されている時や、相手との関係において自分ではどうしようもできないと思っていることを教えてくれます。

【罪悪感】
『罪悪感』という気持ちは、抑うつ的になっており自分を責める気持ちが強くなっていることを教えてくれます。